マンガマーケティングの魅力は、強力な訴求力とユーザーへの伝達力にあります。
小売業界は様々な商品を取り扱うため、説明が多くなり、商品ごとに内容や体験も異なるため、情報量が多くなってしまいますが、それを漫画マーケティングで解決することができます。
また、キャラクターを通じて読者に「疑似体験」をさせることで、使用感を感じてもらうこともできるため、小売業界との相性は良いと言えます。
Webサイトでの使用例
クリーニング店の紹介
上記は東京都クリーニング生活衛生同業組合が制作しているマーケティング漫画です。この漫画が伝えたいことは、多くの人が自然に抱いている「クリーニング店ってどこも同じでしょ?」という認識を改めてもらい、クリーニング師という国家資格を持った技術者の存在を知ってもらうための認識改革です。
また、漫画の最後には東京都クリーニング生活衛生同業組合のクリーニング店検索エンジンが紹介されています。
主人公は、「クリーニング店ってどこも同じでしょ?」と思っており、何も考えずに自宅から近くのクリーニング店にお気に入りのジャケットを預けましたが、結果的にシミができてしまう展開となっています。
このマーケティング漫画は、有名な漫画家である佐藤秀峰先生によって描かれており、オリジナルの漫画ではなく、『ブラックジャックによろしく』のコマを組み合わせ、セリフをクリーニング店に関する説明に変えています。
機能性ブーツの紹介
参照URL:https://fitfit.jp/contents/manga_vol5/
上記は、機能性ブーツ「フレックスヒールサイドゴアブーツ」に関するPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、「フレックスヒールサイドゴアブーツ」の機能性やデザイン性などの全体的なメリットです。
主人公は子連れの主婦で、「子供と出かける時もおしゃれは忘れたくない」と考えていますが、最終的には機能性を重視してシンプルなスニーカーを履いてしまう現状です。
そんな時、偶然に有名な主婦のインスタグラマーと出会い、「フレックスヒールサイドゴアブーツ」を紹介してもらうという展開になっています。
この漫画のポイントは、商品が主人公の悩みを解決するものであるということです。
これはまさに漫画マーケティングの王道であり、多くのマーケティング漫画がこのストーリーラインを使用しています。
また、実在するインスタグラマーの名前を使用することで、漫画だけでなくインフルエンサーの宣伝力も活用しています。
TSUTAYA サービス紹介
参照URL:https://mangamarketing.jp/ichiran/results/detail_1979.html
以下はTSUTAYAの動画配信サービス「TSUTAYA TV」とDVD、CD借り放題サービス「TSUTAYA DISCAS」の紹介漫画です。
この漫画は「TSUTAYA TV」と「TSUTAYA DISCAS」のメリットとサービス内容を伝えたいです。
主人公は彼女のいない会社員で、社内でアイドル的存在のヒロインと話すものの、流行の話についていけず、仲良くなるチャンスを逃してしまいます。
それを解消するために主人公は「TSUTAYA TV」のサービスを利用し始めます。そして多くの映画を見て、ヒロインと意気投合していくストーリーになっています。
また、動画配信サービスの充実さだけでなく、サービスを使うことで「実生活でどのような影響があるか」も描かれています。
漫画は読者の心理的ハードルを下げてから広告を読ませるという手法を用いています。
マンガでわかる働く人の安全と健康 小売業編
参照URL:https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/kouri_01_English_210212.pdf
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13668.html
上記の漫画は小売業の衛生管理に関する漫画です。
この漫画が伝えたいことは、職場の安全の重要性です。
主人公は女性と男性の二人で、講師の方が労災について語ってくれます。その際、他のキャラクターを使って労災のケースごとに話が進行していきます。
漫画はキャラクターの体験を通して読者に疑似体験させることができるため、漫画のメリットを最大限に活用しています。
客観的視点と主観視点の両方からケースを見ることで、労災の危険性が身近にあることを訴えています。
この漫画は通常の娯楽漫画と異なり、左から右に読むのではなく、右から左に読みます。多言語に対応するためにそのように作られています。
このように、漫画マーケティングを外国語で導入する際には、外国語に合わせた作り方が必要です。
株式会社オーケー 新卒採用漫画
参照URL:https://mangamarketing.jp/ichiran/results/detail_3923.html
上記の漫画は株式会社オーケーから出ている新卒採用漫画です。
この漫画が伝えたいことは、株式会社オーケーの魅力です。
主人公は高校生で就職先に悩んでいます。そんな中、親しい先輩が株式会社オーケーで働く姿を見て、自分もオーケーで働いてみようかなと考え始めます。
その時、仕事のやりがいと「お客様の声」が一番嬉しいと語る先輩を見て、主人公の心が動かされます。
漫画の最後には実際の社員の言葉が載せられており、主人公に感情移入しやすい作りとなっています。
この漫画の主人公は高校生ですので、オーケーが採用したい人材が高校生であることがわかります。
現在、大学生以下の就職活動が難しくなっているため、この漫画は「自社は高校生も採用します」と宣伝していると考えられます。
このように、主人公をターゲット層と同じ立場に置くことで、読者にメッセージを最大限に伝えることが可能になります。
株式会社 大丸松坂屋百貨店 大丸東京店 お菓子擬人化漫画
参照URL:https://mangamarketing.jp/ichiran/results/detail_3474.html
上記の漫画は株式会社大丸松坂屋百貨店大丸東京店から出ているお菓子の擬人化漫画です。
この漫画が伝えたいことは、キャラクターの魅力です。
この漫画はオーディション形式となっており、9人のキャラクターに1ページ分の紹介ページが設けられています。そして漫画の最後に、9人のキャラクターたちがお菓子の擬人化であることと、オーディションの結果順位が語られます。
漫画による擬人化は昔から使われている手法ですが、お菓子の擬人化は今までになかったユニークなアイデアです。
お菓子を女の子に見立てることで親近感を持たせ、アイドルを「推す」ようにお菓子も「推し」てもらおうという企画です。
SNSでの使用例
アサヒビール
上記の漫画は漫画家加藤マユミ氏が執筆したアサヒビールのPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、アサヒビールVRギフトサロンについてです。
主人公は新婚夫婦の二人で、両親に御中元を贈りたいと考えているものの、何を送ったら良いのか悩んでいます。
そんな中、アサヒビールのVRギフトサロンを体験し、自分たちの両親に合った御中元をセレクトして贈るというストーリーになっています。
こちらのVRギフトサロンでは、簡単なギフト診断があり、相手に喜ばれるような商品を診断してくれます。
御中元に何を送ればいいのかわからないという人々がターゲットになっており、「相手に喜んでもらえる御中元」が読者の感情に訴えかけている手法になっています。
味の素
上記の漫画は味の素冷凍食品「ザ★チャーハン」のPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、「ザ★チャーハン」の手軽さと美味しさです。
奥さんが用事で出かけた後、主人公は空腹に襲われます。そんな中、味の素冷凍食品「ザ★チャーハン」を食べて、その美味しさに感動します。
主人公の子供たちも帰宅するのですが、彼らにはカップの「ザ★チャーハン」を食べさせます。帰ってきた奥さんも同じものを食べ、「晩御飯はコレにしよう!」と言わしめます。
この漫画は冷凍食品とカップ食品の二つを宣伝しており、「冷凍食品の方は知っていたけど、カップの商品があるのは知らなかった」という人たちに認知されるように作られています。
商品ごとに出すタイミングを分けることで読者に「こんな商品もあるんだ」と思わせることができるため、漫画の手法をうまく活かした作りとなっています。
大正製薬
上記の漫画はエッセイ作家の雪わいこ氏が執筆した大正製薬から出ている「リポビタンフィールN」のPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、商品の効用です。
主人公は作家自身で、毎日締切に追われており、疲弊している様子が描かれています。
そんな中、パートナーの方が商品を買ってきてくれて、主人公は「今の私にぴったり」と言い感動します。
この商品の特徴は通常のエナジードリンクとは異なり、ノンカフェインであるということが強調されています。
ロート製薬
上記の漫画は漫画家の夏ノ瀬いの氏が執筆したロート製薬の「メンソレータム メディクイックプロ軟膏」のPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、商品の効用です。
主人公はキャリアウーマンとして順風満帆の女性で後輩からも慕われているのですが、誰にも教えていない秘密を抱えています。
それは首元の湿疹です。毎日スカーフを巻いて湿疹を隠しているのが男性社員にバレてしまいますが、その男性社員から「メンソレータム メディクイックプロ軟膏」を紹介され、それを使用したことによって悩みを解決したというストーリーになっています。
漫画の「オチ」も、主人公がスカーフを巻かなくなったのに、後輩は主人公に憧れてスカーフを巻くようになるという風にギャグテイストになっており、漫画としてのクオリティも高いものに仕上がっています。
べイプエンジン
上記の漫画は漫画家でイラストレーター、そしてインフルエンサーのもちもち氏が執筆したベイプエンジンの『サクラミルクシェイク』のPR漫画です。
この漫画が伝えたいことは、商品の味と特徴です。
漫画マーケティングにおけるストーリーを使った手法は使用していませんが、その代わり商品の特徴とフレーバーの味を全面的に書いています。
割引クーポンのQRコードも記載してあり、漫画を読むだけで割引クーポンがもらえる仕組みとなっています。
もちもち氏は10万以上のフォロワーを持つインフルエンサーのため、大きな宣伝効果が期待できます。また、味の擬人化もしており、漫画のテイストを上手く活用したPRとなっています。
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MangaAds Japanでは漫画を使った広告やLPを作っています。ある研究では漫画を使った広告に変えたところ、CVRが倍になったという例も報告されており、漫画広告の効果は絶大です。
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