最近、「ウェブトゥーン」という言葉をよく聞くことがあるかと思います。
韓国発祥のウェブトゥーンと、日本発祥の漫画、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
この記事では、漫画とウェブトゥーンの違いを3つの観点から解説していきます。
漫画とウェブトゥーン:スタイルの違い
漫画の場合
漫画は、主に日本で発展した絵物語の形式で、基本的には白黒ですが、カラー作品も存在します。
白黒作品では、濃淡や線の太さを使って表現力を引き出し、場面や感情に応じて線の濃さや太さが変化します。
また、トーンやモザイク(ネタバレ防止のためのモザイク)、効果線なども使用され、独特の漫画表現が成立しています。
カラー作品では、鮮やかな色彩やグラデーションを駆使し、魅力的なビジュアルを提供します。
ウェブトゥーンの場合
ウェブトゥーンは、主に韓国で発展したデジタルメディア向けの絵物語で、カラー作品がほとんどです。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスで閲覧することを前提に作られており、色彩豊かで明るいトーンが特徴です。
また、描画スタイルはシンプルな線画やデフォルメされたキャラクターが多く、読者に親しみやすい雰囲気を醸し出しています。
なお、物語が縦スクロール形式で進行するため、コマの間に空白を設けることで、読者は自然にスクロールしながらストーリーを追うことができます。
漫画とウェブトゥーン:媒体の違い
漫画の場合
漫画は、主に紙媒体や電子書籍で連載や発行が行われる日本発祥のコミック形式で、ページをめくることで物語が進行します。
4コマ漫画やストーリー漫画など、さまざまな形式が存在します。
一般的には、紙の雑誌や単行本、または電子書籍として配信され、読者は縦横のレイアウトに沿ってコマを追っていきます。
ウェブトゥーンの場合
ウェブトゥーンは、インターネット上で連載や配信される韓国発祥のデジタルコミック形式で、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで縦スクロールして読むスタイルが特徴です。
ウェブトゥーンは最初からデジタル配信を前提としており、画面の適応性やインタラクティブ性に優れています。
漫画とウェブトゥーン:読者の目線の動きの違い
漫画の場合
漫画では、読者の目線はページのレイアウトに沿って縦横に動きます。
日本の漫画は一般的に右から左へ、上から下へと進行し、コマの配置やページ構成によって読者の視線が誘導されます。
日本以外の読者にとっては、どのように読むかがわからないということもあります。
コマの大きさや形状、レイアウトは、表現や緊張感を演出する重要な要素であり、物語の流れや感情を伝える役割を果たしています。
また、紙媒体や電子書籍では、ページをめくることで次のシーンに移り、予測できない展開や瞬間のサプライズ効果も漫画の魅力の一つです。
ウェブトゥーンの場合
ウェブトゥーンでは、読者の目線は縦スクロールに沿って移動します。
スマートフォンやタブレットを使って上から下へと画面をスワイプしながら読み進めるのが特徴で、この縦スクロール形式では、コマ間の余白や縦方向のレイアウトが視線の誘導や物語のテンポに大きく影響します。
スクロールによって継続的に物語が進行するため、次のシーンへの移行がスムーズであり、読者はストーリーに没頭しやすくなっています。
MangaAds Japanで漫画広告を作ろう
MangaAds Japanでは漫画を使った広告やLPを作っています。ある研究では漫画を使った広告に変えたところ、CVRが倍になったという例も報告されており、漫画広告の効果は絶大です。
漫画を使ったマーケティング手法について興味がある方は、ぜひ以下のボタンから資料請求をしてみてください。